ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○
ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

「念願のガレージハウスを建てた」「海が見える丘の上の家を買った」「学生の頃から憧れていたあの外車を購入」――。ローンを活用することで、長年の夢だったマイホームや車などを手に入れた人にインタビュー。こだわって良かったポイントや妥協したポイント、業者との付き合い方やローンの選び方など、購入後に後悔しないためのコツに迫ります。

第113回 住宅ローンで叶ったホームシアターのある家。憧れのレンガ造りも実現しました。 (2022年12月20日)

神奈川県にお住まいのmasuraoticさんは、住宅ローンを利用して、ホームシアターのある注文住宅を建てました。シアタールームはソファの位置や天井スピーカー用の下地位置なども細かく指定し、大好きな映画を心ゆくまで楽しんでいるそうです。

オーナーさんデータ
神奈川県 masuraoticさん(仮名)
家族構成:
masuraoticさん(41歳)
職業:
会社員
建設時の世帯年収:
900~1,000万円
購入した住宅:
フローレンスガーデン「フリープラン」
延床面積と間取り:
132.88m2(土地185.55m2)、1LDK + フリールーム + シアタールーム
購入価格 :
約6,000万円
利用ローン:
優良住宅ローン「【フラット35】S」
金利タイプ:
全期間固定型
金利:
当初10年1.34%、以降1.59% ※新三大疾病機構団信付き(保険料0.24%込み)(2021年06月実行)
ローン借入金額 :
約5,700万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
17~18万円

新居にホームシアターを作ったmasuraoticさん。時間のあるときは、のんびりと好きな映画やアニメを楽しんでいます。
Masuraotic
もともと「いつかホームシアタールームを作り、好きな映画やアニメを思いっきり楽しめる家を建てたい」と考えていました。
念願がかない、週末は電動ソファのリクライニング機能を使い、リラックスして映画を観ています。自宅だと好きなシーンだけを選んで観られるのも最高ですね。
150インチのスクリーンに、7.1.4chの音響システム(従来の音響に加え、さらに頭上や背後にもスピーカーを設置し、立体的な音響を出せる技術のこと)を設置したので、自宅で映画館のような迫力ある映像と音を体感できます。
最近は劇場向け映画やアニメがお気に入りです。月に1本はブルーレイで購入しています。「トップガン・マーヴェリック」のUHD-BDは最高でした。「シン・エヴァンゲリオン」のUHD-BDは予約済みで、早く自宅で観たいとワクワクしています。

DIYした135インチ固定式スクリーン。
スクリーンの白い部分は長さ2.99m高さ1.69mと大迫力

masuraoticさんが家を建てようと考えたのは2020年。コロナ禍で在宅勤務が続いた時期でした。
Masuraotic
当時は賃貸住宅に住んでいましたが、家にいる時間が増えると外の音や夏の暑さ、冬の寒さが気になるようになったんですね。
また、金銭面でも家賃を払い続けるよりは、思いきって家を購入し、快適な生活を手に入れようと考えました。
総予算は5,000万円で考えていました。職場や都心に近く、利便性のいい場所にある建売住宅やマンションを購入するか、土地を安く購入し、注文住宅を建てるか、若干迷いました。
結局、ホームシアタールームを作りたかったので注文住宅を建てることにしました。立地はある程度妥協して、家にお金をかけようと決めました。予算内で希望を叶えてくれそうなハウスメーカーを見つけ、一緒に土地を探すところからスタートしました。
完成した家は、レンガの重厚な雰囲気を醸し出しています。耐震性を考え、レンガの施工にもこだわりました。
Masuraotic
横浜のレンガ造りの歴史的建造物が素敵だったので、ずっと憧れていたんです。
他の外壁に比べ、コストや時間がかかりましたが、味わい深い雰囲気が気に入っています。
一般的に、レンガは積んでいくイメージが強いかもしれません。
でも、我が家はガルバニュウム鋼板にスライスしたレンガをはめ込む「ブリキットシステム」を採用しました。耐震強度にも優れているようです。
庭づくりが得意なハウスメーカーだったので、外庭はある程度お任せしました。

レンガのおかげで防音性も高く、外の音も気にせずホームシアターを楽しめる

メンテナンスを考え、木を植えたところ以外はすべて石貼りか砂利にしてもらった外庭

庭の景色を楽しめるよう、庭につながる開口部の窓を大きくとった

こだわったのは、なんといってもシアタールームです。最低限必要な広さを決め、ソファの位置、天井スピーカー用の下地位置など全てこちらから指定しました。壁紙も「アースウォールプレミアム」という機能性もありつつ、反射光の少ないクロスにしました。
それ以外の間取りは、基本的にお任せしました。
最初におおまかな希望として、「1階はLDKがあって専用シアタールームがあること、導線を意識した間取りとしてほしい」と伝えました。そのうえで、ハウスメーカーが複数提案してくれたもののなかから、よさそうなものを選びました。
結果、2階は各部屋から風呂場にアクセス可能な間取りになりました。
プロの意見を取り入れることで、住みやすい家になりました。

ダイニングには、拭き漆の質感が美しい欅一枚板のダイニングセットが鎮座する。
1階の床は、無垢樹齢300年の30mm厚の赤松を使用

キッチンはLIXILのリシェル。
色はグレーズグレーを選択

湘南らしく海をイメージした寝室。
北向きだが、朝は柔らかい光が入り、心地いい空間に

ローン借入金額は約5,700万円。優良住宅ローン【フラット35】Sを選びました。
Masuraotic
住宅ローンの金利タイプを固定金利にするか変動金利にするかは迷いました。それぞれメリットとデメリットがあり、変動金利は今は金利が低くても、急に上がる可能性があります。固定金利は金利は高めですが、借り入れた時点で返済額が決まり、資産計画が立てやすいメリットがあります。
土地の値段が高い物件を購入する場合は、変動金利にしようと考えていました。というのも、万が一金利が上がっても、高値で売却できるなら、リスクが少ないと思ったからです。
でも、私の購入した土地は比較的安めでした。そこで、金利が多少高くても安定感のある固定金利を選びました。
固定金利の住宅ローンは【フラット35】Sを選択しました。3社に話を聞きましたが、手数料やつなぎ融資の金利が安かったので優良住宅ローンを選びました。
結びに、masuraoticさんのように、理想通りの家を建てたい人へのメッセージを伺いました。
Masuraotic
「どんな家を建てたいか」を明確にすることが大切だと思います。すると、お金をかける部分や、コストカットしても良い部分がはっきりして、満足のいく選択ができるのではないかと思います。
また、私はインテリアのセンスがあまりない自覚があるので、間取りなどはある程度希望を伝え、あとはお任せしました。プロの力を借りることで、自分にはないアイデアが出てきて、結果的によかったです。
ライターからのコメント。

ご自宅でリラックスしながら映画を楽しめる生活は素敵ですね。シアタールームは細かい部分までこだわり、わからないところはプロの意見を取り入れることで、居心地のいいご自宅になったことと思います。
変動金利と固定金利にはそれぞれメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴をしっかり調べ、自分のライフスタイルに合っているものを選びましょう。

※今回ご協力いただいたmasuraoticさんのブログ「アラフォー独身男性が工藤建設/フローレンスガーデンにて家を建てた」のURLは https://ameblo.jp/masuraotic/

文/齋田 多恵、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン